【世界一のクラゲ水族館】加茂水族館に行って味わう非日常体験

くらし

なぜ加茂水族館はクラゲで有名なのか?

山形県鶴岡市にある「加茂水族館」をご存じでしょうか?
この水族館、全国の中でもかなりユニークな存在で、なんとクラゲの展示種類・展示数が世界一として知られています。現在クラゲを含め約80種類の展示を行っています。

正直、私も最初は「クラゲって動きも少ないしな…」と半信半疑でした。
でも、実際に訪れてみると……想像以上の幻想的な空間に圧倒され、「もう一度行きたい」と思えるほどの体験になりました。

今回は、そんな加茂水族館の魅力、特に展示されているクラゲの種類や見どころに焦点を当てて、じっくりレビューしていきます。


クラゲ展示の見どころ1:クラゲドリームシアターが圧巻!

加茂水族館最大の見どころといえば直径5メートルの巨大水槽「クラゲドリームシアター」。
薄暗い空間に浮かび上がる無数のクラゲたちは、まるで宇宙の中を漂っているよう。言葉にできないほど美しく、時間を忘れて見入ってしまいました。写真だけでは味わえない非日常の没入感。

この水槽では常時、約1万匹のミズクラゲが展示されており、クラゲ特有のゆったりとした動きに心が洗われるような感覚になります。

SNS映えも抜群で、訪れた人は必ずここで記念撮影をしていきます。SNSのアイコンにしている人を見たことがある人も多いのではないでしょうか。スペース内にはグランドピアノが設置してあり、演奏会なども開催されています。


クラゲ展示の見どころ2:クラゲの種類がとにかく豊富!

加茂水族館の最大の特徴は、なんといってもクラゲの種類が圧倒的に多いこと。
時期によって展示されている種類は異なりますが、現在拡張工事が行われているための建物の改修部分と新棟部分を合わせ、約400㎡の新クラゲ展示エリア拡張となります。
2026年4月完成を目指し、クラゲ展示種数は現在の約80種から100種を目標にしているそうです。

これは完全にプリティーなめだまやき。

■ ミズクラゲ

最も一般的なクラゲですが、透明感と浮遊感がたまらない王道の存在。
ずっと見ていられる、まさに“癒しの代名詞”。

■ アカクラゲ

赤く長い触手が特徴で、動きがとても優雅。
危険なイメージのあるクラゲですが、水槽越しに見るとその美しさに魅了されます。

■ タコクラゲ

名前の通り、タコのような形状で動きもコミカル。
丸っこくてぷっくりしていて、見た目がとにかくかわいい!

■ カブトクラゲ

光の加減で体内が虹色に光るという、まるでSF映画から出てきたようなクラゲ。
思わず「すごい…!」と声が漏れてしまうほど神秘的です。

■ ハナガサクラゲ

クラゲ界のアイドルと言っても過言ではない、色鮮やかで花のような姿が特徴。
展示数は少なめですが、見つけたらぜひじっくり観察してほしい種類です。

このほかにも、「エチゼンクラゲ」や「サカサクラゲ」「フウセンクラゲ」など、普段水族館ではなかなか見られないような珍しい種類のクラゲが勢揃いしているのが、加茂水族館のすごさです。


クラゲの生態を学べる「クラゲ研究室」

加茂水族館の面白い点は、「見て楽しいだけじゃない」というところ。
展示エリアには「クラゲ研究室」と名付けられた学習コーナーがあり、クラゲの成長過程や生態、分類、生息環境などをパネルや映像で詳しく学ぶことができます。

特に興味深かったのは、クラゲの一生を紹介するコーナー。
クラゲは「ポリプ」と呼ばれる無性の時期を経て「メデューサ」となるのですが、その変化の仕組みがとても奥深く、ちょっとした生物の授業を受けているようでした。

また、クラゲの繁殖や毒性の強さ、医療分野での活用など、クラゲが持つ多様な役割についても学べて、思わず「へぇ〜」を連発してしまいました。


クラゲづくしのグルメ&お土産が楽しい!

加茂水族館の楽しみは、クラゲ展示だけではありません。
館内のカフェやお土産ショップでも、クラゲづくしの体験ができます。

■ クラゲアイス&クラゲラーメン

ここでしか食べられない「クラゲアイス」は、ほんのり甘くて、クラゲのコリコリとした食感がクセになる不思議スイーツ。
一方「クラゲラーメン」は、普通の塩ラーメンにクラゲのトッピングが乗っていて、これまた意外と美味しい!

話のネタにもなるので、ぜひ試してみてください。

■ オリジナルグッズ

お土産コーナーでは、クラゲモチーフのぬいぐるみや文房具、キーホルダー、Tシャツなどが所狭しと並んでいます。
特に人気なのは「ミズクラゲのぬいぐるみ」で、もちもちふわふわの触り心地に癒されます。


実際に行って感じた「ここが良かった!」

加茂水族館を訪れて感じたのは、五感で楽しめる水族館だということ。
静かな空間に漂うクラゲたちを見ていると、自然と心が落ち着いて、まるで瞑想をしているような気分になれます。

また、子どもから大人まで幅広い年齢層が楽しめるように配慮されており、家族連れやカップル、一人旅にもおすすめです。

展示の更新頻度も高いので、何度訪れても新しい発見があるのも魅力のひとつ。


まとめ:クラゲの世界に浸れる唯一無二の水族館

加茂水族館は、まさにクラゲ好きにとっての聖地であり、癒しを求めるすべての人に開かれたスポットです。

  • 世界一のクラゲ展示種類数
  • 巨大水槽による没入感
  • 豊富なクラゲ解説と教育要素
  • ここでしか味わえないクラゲグルメ
  • 写真映えする幻想的な空間

どれを取っても他の水族館にはない魅力ばかり。

都会の喧騒から離れて、ゆっくりとクラゲと向き合う時間を過ごす——
そんな旅の目的地として、加茂水族館は自信を持っておすすめできる場所です。


▼施設情報(2025年7月時点)

  • 名称:鶴岡市立 加茂水族館
  • 所在地:〒997-1206 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
  • 電話番号:0235-33-3036
  • 営業時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
  • 休館日:年中無休(臨時休館あり)
  • 入館料:大人 1,000円、小中学生 500円、幼児無料
  • アクセス:JR鶴岡駅からバスで約30分、車でのアクセスも良好(駐車場あり)
  • 公式サイトhttps://kamo-kurage.jp

この記事が、「加茂水族館に行ってみたい!」というきっかけになれば嬉しいです。
次の旅先に、ぜひ“クラゲの楽園”を候補に入れてみてくださいね。

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