
はじめに:「小1の壁」とは何か?
在宅勤務が「小1の壁」を乗り越える鍵だった
今、この記事をご覧いただいているのは「小1の壁」が差し迫っている親御さんが多いことかと思います。
「小1の壁」という言葉をご存じでしょうか?
これは、子どもが小学校に入学した際に、保護者が仕事と家庭の両立に直面する困難を指す言葉です。
幼稚園や保育園とは異なり、小学校は以下のような点で生活が大きく変わります。
- 下校時間が早くなる(14時台には帰宅)
- 学童保育が預かり時間が短く、定員も限られている
- 宿題、学校行事、PTA活動など親の関与が増える
- 長期休み中の預け先が不足しがち
こうした変化により、フルタイム勤務を続けるのが難しくなる保護者が多く、特に共働き家庭にとっては大きな壁となります。
✅ この記事でわかること
- 「小1の壁」とは何か、その具体的な内容
- 小学校入学後に直面する働き方の課題
- 在宅勤務のメリットとデメリット(リアルな体験談付き)
- 子育てと仕事を両立させるために在宅勤務を選んだ理由
- 在宅ワークを手に入れるために実践した転職のポイント
- フルリモート勤務に向いている業種や職場の選び方
- 自己管理や時間術など、在宅勤務を成功させるコツ
- 働き方を見直したい人へのアドバイスと心構え
もちろん私も例外ではなく、当時はこの「小1の壁」にどう立ち向かうべきか悩みました。しかし、在宅勤務(リモートワーク)という働き方に切り替えたことで、乗り越えることが出来ました。
私が出した結論はシンプルです。
「在宅勤務を手に入れることが、小1の壁を乗り越えるベストな方法だった」ということです。最強のカードです。在宅勤務により、私は仕事と家庭の両立がしやすくなり、子どもの小学校生活をしっかりサポートできる環境を作ることができました。
在宅勤務で得られる4つのメリット
在宅ワークにはさまざまな利点がありますが、小1の壁という観点から特に大きかったメリットは次の4つです。
1. 通勤時間ゼロ=家庭に使える時間が増える
通勤に車で片道45分かかっていた私にとって、在宅勤務で得られた「1日1時間30分の余白」は非常に大きなものでした。おまけにガソリン代の削減にもなっています。
この時間で、朝は子どもとゆっくり朝食をとり、夕方は下校後におやつを用意して迎えることができます。我が家の場合、行き渋りが長引いたので焦ることなく向き合えました。
2. 柔軟な時間管理で子どもの生活リズムに寄り添える
リモートワークでは、ある程度の柔軟なスケジューリングが可能です。
子どもの帰宅時間に一時的に業務を中断して対応し、夜に少し仕事を巻き返すといった調整もできます。
3. 学校行事や急な呼び出しにもすぐ対応できる
小学校では、平日に行事が多く、保護者の参加が求められる場面も多いです。
在宅勤務であれば、移動時間なしで参加や対応が可能なので、欠席や早退のストレスが激減しました。
4. 子どもが安心できる環境を用意できる
小学校に上がりたての頃は、不安や緊張で子どもも情緒が不安定になりやすいです。
在宅で親が近くにいるというだけで、子どもにとって大きな安心感につながっていると感じました。
転職から在宅勤務の確保までのリアルなプロセス
転職のタイミングは「年長の春」
私は子どもが年長の春ごろに、転職を真剣に検討し始めました。
小学校入学までには新しい職場に慣れておきたかったからです。他にも、履歴書や職務経歴書の作成など時間のかかる作業もしなければいけません。現在の勤め先との引継ぎの兼ね合いもあるので、年長の春から動き出すのがおすすめです。
求職活動で意識した3つのポイント
- リモートワークを前提とした職種・業種(私はIT系・Web制作)
- フレックスタイム制など、柔軟な勤務制度の有無
- 子育てに理解のある企業文化・実績の確認
求人検索では「リモート可」「在宅勤務可」「子育て支援」などのキーワードを活用。
また、リモート特化型の転職エージェントサービスも併用しました。
書類・面接で伝えたこと
履歴書や職務経歴書では、「なぜ在宅勤務を希望するか」を明確に記載。
面接でも、「子どもの小学校入学後も継続的に業務に集中するために、自宅での勤務体制が理想的」と正直に伝えました。
この姿勢が逆に好印象だったようで、「家族とのバランスを考える姿勢は信頼できる」と評価していただけました。
デメリットもある?在宅勤務の注意点
在宅ワークは良いことばかりではありません。以下のようなデメリット・注意点もあります。
1. 仕事と生活の切り替えが難しい
家の中で仕事と生活が混在すると、常に仕事モードになってしまうこともあります。
私の場合は、仕事用スペースを物理的に区切ることで対処しました。
2. 孤独感や情報不足に陥ることも
職場での雑談や情報共有が減るため、孤立しがちになる点は在宅勤務の弱点です。
週1回のビデオ会議やチャットでの積極的な発信を心がけています。
3. 自己管理能力が問われる
誰も見ていない環境では、自分を律する力が必要です。
スケジュール管理アプリやポモドーロ・テクニックを活用し、集中時間と休憩時間を明確に区切る工夫をしています。

早めの準備と行動が「小1の壁」を乗り越えるカギ
「小1の壁」は、決して乗り越えられないものではありません。
むしろ、子どもの入学をきっかけに、自分の働き方を見直すチャンスにもなります。
私の場合は、「子どもが安心して小学校生活を送れること」「自分のキャリアも継続できること」を両立できる働き方を求め、在宅勤務という選択をしました。
もちろん不安や困難もありましたが、事前の準備と覚悟、そして行動が、生活を大きく変える結果につながったと実感しています。
最後に:これから小1の壁に向き合う方へ
もし今、あなたが「小1の壁に不安を感じている」「在宅勤務をしてみたい」と思っているなら、早めに情報収集と行動を起こすことが重要です。
働き方は1つではありません。在宅ワーク、副業、フリーランス、時短勤務など、自分と家族に合ったスタイルは必ず見つかります。
子育ても仕事も、どちらも大切にしたい。
そんな思いを実現するために、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
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